本編(後)

白川郷を出て、次の目的地、荘川桜へ到着。
ご存じの方も多いと思いますが、ダム建設に伴い湖に沈むところだったのを、今の場所に移され、見事に根付いた桜です。感想は「…早すぎた。」咲いていたのはほんの数輪。でも樹齢500年近いその存在感に圧倒されます。背後に広がるダム湖の、正直薄ら寒い有りように比べ、場所を移されてもなお生き続ける生命力は、すごい。満開までにはまだ数日かかる様子。きっとすごい人になるでしょうな。

最後にミズバショウ。こちらも盛りには少し早いようでしたが、おかげで湿原によくある狭い木の道は人もまばら。ゆっくり見ることができました。それにしても、何度見ても不思議な形。すぐ脇にはコブシの花。白という色は、こんなにも美しい。それにしても、電柱、邪魔だわぁ。

湿原といえば、二十年近く前、尾瀬に行ったことを思い出します。あそこは広かったなぁ。丸木橋でその姿を一瞬で消すほど見事に転んだ友人は、今や立派にお父さん。なんか、感慨深いわね。

で、そばで有名な地です(行くまで知らなかったけど)ので、最後に蕎麦屋へ。
…?? ひとっつもおいしくない。相方の感想も同じ。高いし。スーツ姿のおじさま3人組のお客、そのうち一人の「記憶に残る店になったでしょう?」と連れに同意を求める言葉。あれは、ギャグだったのだろうか?
最後にオチまでいただいて、今回の遠足、おなかいっぱいで終了です。