京都 その3。

二日目は朝から晴天。
宿のロビーで朝ご飯です。隣のテーブルには男性一人女性二人の外国人。さすがは京都、街中はもちろんごく一般的なビジネスホテルでも外国人の姿は普通です。おかしかったのが箸の使い方。女性二人がお手本みたいに使いこなしているのに対して、男性は幼児がスプーンを持つ様に2本まとめて握りしめ、それでも器用に漬け物を口に運んでいる。興味のあるなしはこんな形で表れるのですな。
エレベーターで相方がどこから来たのかと話しかけるとルーマニアからだそうで。「遠いね」に対しては「チョー遠い(意訳)」と。遠いけど、また来たいと思ってもらえたらうれしいね。


まずは京都御苑へ。少し前に有吉佐和子の「和宮様御留」を読み返したせいで、現場へ行ってみたくなった次第。
広い。飽きるほど広い。心地よい場所であることは間違いないけど、広すぎる。乾御門から入って御所を越して(どこかで地図を見てね)南へ曲がった時点で早くも縦断をあきらめました。
建礼門前で引き返し、一旦清和院御門から出て梨木神社へ。萩の名所として有名な神社。時期は過ぎていたので花はほとんどなかったけど、9月の「萩まつり」に合わせて開かれるという句会の時のものか、たくさんの短冊が提げられていました。

境内の手水舎には京都三名水のひとつという染井があります。味わってみたかったんですが、一つしかない蛇口(?)にペットボトルを何本も抱えた人が5、6人並んでいて、断念。
京都御苑に戻り、建礼門前を通って蛤御門から外へ。烏丸通りを渡ると護王神社、通称いのしし神社(狛犬ならぬ狛猪がいる)があります。

ここは足腰の守護神なのだそう。丈夫そうだもんな、いのしし。

今日の最後は犬3連発。
御苑にいた笑った後ウインクする犬(痛恨の手ブレ)と、梨木神社のだれきった犬。


つづく。