引っ越しの度、本の多さに辟易するのでなるべく買わないようにしているのだけれど、文庫には弱い。小さいし、たかだか数百円だしと、つい。昨日も、つい。
「夜に猫が身をひそめるところ」「世界でいちばん幸せな屋上」全く知らなかった本をシリーズだからといっぺんに買ってしまった。まず一冊読んでから二冊目を買うかどうか決めればいいのか、と今になって思うが、いわゆる「ジャケ買い」だからしょうがない。両方気に入ってしまったのだから。根を詰めて読む本ではないようなので、ぼちぼちと。久しぶりに流れの気持ちいい文章に出会った。
が、たかが文庫、されど文庫。各880円。相変わらずちくまさんのは高いのであった。
