バスにて

久しぶりにバスに乗って。
「なになにやだやだ星人」と化している男の子に手を焼く若いおかあさん。
なかなか言うことをきかない息子には伝家の宝刀、「今日ハンバーグ焼くのや〜めよう!」も、まるで役に立たず。

その後彼は「あれなに?」とある建物を指した。
「あれはねぇ、証券会社。証券会社って言ってもわかんないでしょう?ん〜、銀行みたいなもの。…銀行もわかんないよねぇ…」
おかあさんはほんの一瞬、いろんなものを放棄したみたいだった。

がんばれ、お母さん。