トルンへ

映画でも。

今日もいい天気。昨日に引き続き朝ご飯(バイキング形式)を満喫。どれもこれもおいしいので取りすぎそうになるのをこらえて。早めに行ったおかげで大通りを見渡せる窓際の席を確保。いい気分。下の駐車場にバスが着いて、大勢の人が降りてきた、と思ったらそのままそろって朝食を食べにやって来た。なんだなんだそのツアーは。
10時過ぎ、トルン行きの列車に乗るために駅へ。一般の窓口ではほとんど英語が通じないことが前日わかったので、インフォメーションセンターで切符を買うことに。念のため、必要事項を前もってメモ書きしておいたのを、係りのお兄さんに渡して、スムーズ。切符の項目を一つ一つ示しながら確認をしてくれて、最後には「Have a nice trip.」と笑顔。かなりほっとする。ありがと。
2時頃、トルン着。ワルシャワに比べるとかなりひなびた、しかしおしゃれな感じの駅。タクシーでホテルに向かう。途中、トルンの名所である中世の街並みが見えて、一瞬で感動。あまりにも美しい。早く行きたかったがとりあえず宿へ。予約したネットで見ると「こじんまりしたホテル」とあったので、シャワー浴びられて寝られりゃいいか、と思っていたらなんのなんの。冷蔵庫さえなかったけど、建物も新しくてきれい、ペリエがサービスで置いてあり、何より部屋でネットが使える!フロントのお姉さんも感じがいい、晩ご飯食べたホテル内のレストランのウエイターさんも言葉がわからない私たちに丁寧かつにこやかに接してくれた。ガイドブック情報によると、無愛想な店員も多いとあったここポーランドで、さすが観光地(だからなのかな?)、ちゃんとしたホテルだったらしい。
ちょっと休憩して、さあ、中世へ。メインの通りだけには、店が並ぶ。世界遺産の街とは言っても、普通に人が住んでいるので、一般の店も。変なディスプレイのウインドウ発見。これ、肉屋さん。

ここ、トルンは私のリクエスト。なんせコペルニクスが生まれ育った街。いわば地動説発祥の地だ。これが興奮せずにいられるか。とはいえ、さすが世界遺産。見どころだらけで時間はあっという間に過ぎる。こっちの建物あっちの塔と見て回り、さてコペルニクスの家。なんせ全部が古い建物、大きく看板があるわけでもなく少々迷ってやっと探し当てた。が!!閉館時間を過ぎていて入れず。ええぇーっ!!翌日は午前中に出発するんで来てる時間はない。それにしても4時閉館って、早くない?が、なんと言おうが後の祭り。外壁さわって写真撮って、でおしまい。あとでガイドブックを読み返したら、ちゃんと時間は書いてあった。読んどけって。写真はすぐ左下。

高さ40mの旧市庁舎の塔に登る。階段は疲れたけど、すごい眺め。ため息しか出ない。レンガの壁が夕日に照らされて、とてつもなくきれい。戦争で破壊されたこの街を当時のままに復元したポーランドの人たちって、すごい。落書きも、多いけど。

塔を降りて、街を歩く。と、吠え続ける犬の声。ポーランドには犬好きが多いらしく、ワルシャワでもたくさん見かけた。よほどしつけをしっかりしているのか、街中で吠えてる犬には出くわさなかった。いたか、ばか犬、と思って振り返ると飼い主であろう家族をはるか後にして、走りながら吠えてるのが一匹。その上たまたま近くで泣いてた子供にわざわざ駆け寄って吠えかかる。さらに泣き叫ぶ子供。そりゃそうだ。あわてて走ってきた飼い主にあっさり捕獲され、家へ。ちゃんとしなさいよ。

宿へ戻る途中、スーパーへ。おもしろいお菓子でもないかな、と思ったら、ポン菓子発見。ありがちな間違いを犯しているパッケージ。さらにレジ横で不思議なばんそうこう。サイズ6cm×50cm?よく見ると自分で適当な大きさにカットして使うらしい。へぇ。便利なのかどうなのか、買ってみよう(帰ってから使ってみた。全体が布っぽいのでぬらすと乾きにくいのと、粘着力が異様に強いのが難点)。
宿に帰ってテレビをつけると、日本の「アルプスの少女ハイジ」がやってた。もちろん吹き替えだけど。それなりに日本の声優さんに似た声。が、ハイジの声は低めだった。ありゃしょうがない。ポン菓子は、残念ながら食べられたもんじゃなかった。