午後イチでドラマ

横溝正史先生原作の2時間ドラマ(再放送。20年くらい前のものらしい)を見る。その後、原作をパラパラと流し読み。
思えば、長いつきあいです。毎週土曜日午後10時からの「横溝正史シリーズ」を見ていたのが小学生の時。理想の男性は金田一耕助でした。ヘンなガキ。ドラマ化された原作はあの頃全て買いそろえました(おかげで裏表紙の内側には、母の字で名前が書いてあります)。学校でも読んでいて、屋外に鞄ごと忘れてきたことがありまして。その夜雨が降って、よりによってその時読んでいたのが厚さ3cmくらいのハードカバーで、水吸っちゃっててもう。当時はまだ、被害者が誰で犯人が誰、くらいしか理解できませんでした。おかげで読み返す度に新たな発見があります。ショッキングなキャッチコピーばかりが目立ってましたけど、深いのよ、割と。
ドラマを見終わってから、思い立ってネットで検索してみると、出るわ出るわ。亡くなられて25年が経つというのに、まだまだ先生、人気者です。「好きな金田一耕助の台詞ランキング」とか「作中の全食事」とか、けっこうキテるものもありましたけどね。